先輩の声(その1)

私がこの業界を志したとき、世の中にはまだ
スマートフォンもタブレットもない時代でした。
そのころはWindows98が出たばかりの時で、
世の中では「Y2K(2000年問題)」という言葉が
流行している頃でした。

学生時代は実際にパソコンに触れてもいなかったですし、
文系の経済学部でしたので、理系のイメージの強い
プログラマー、システムエンジニアという職業は
縁遠いものだとばかり思っていました。

元々は興味を持っていなかったといっても過言ではないです。
とはいえ、時代はコンピュータシステムの繁栄期。
これからコンピュータを使わない仕事なんて存在しないと
思っていた矢先ですので、社会に乗り出すのに
「コンピュータ」というツールは習得必須なものだと
当時から感じていたのは確かです。

入社して最初に配属になった仕事は、
ある物流システムの運用監視業務でした。
まだWindows3.1で動いているMicrosoft Accessと
Oracle Databaseで作られたローカルネットワーク上で
動く小さな物流システムでしたが、
このシステムのお守りをしているうちに
もっと大規模なシステムを構築したい、
もっと多くの人がベンリだと感じていただけるような
システムを作ってみたいと思うようになりました。

その後、様々な仕事を貪欲にこなしていった結果、
今の自分があると思います。

技術ってものの習得は一朝一夕ではいかず、
新しい言語に触れるたびに自分の勉強不足な事を
思い知らされるのですが、その度に新しい事に
チャレンジしようという貪欲な気持ちをもって
行くことがすごく大事だと感じておりまして、
おかげで私はこの業界に20年おりますが、
一度も仕事が飽きたと感じた事はありません。

これは社会人としては大変幸せな事なんじゃないかと
感じています。

AI、ビッグデータ解析、などなど、
現在流行のIT技術もまだまだ発展途上で、
この業界は今後も更なる発展を遂げていくことでしょう。
なので、向こう30年くらいは少なくとも
ドンドン新しい事が増えていくと思いますので、
この業界を志す皆さまも恐らく、
定年まで「仕事が飽きた」と感じる事はないのでは
ないでしょうか。